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紫外線はメラニン色素を増やすだけじゃない!
肌の老化を進める一番の要因は、紫外線です。
紫外線を浴びると、メラニンが大量発生し、
皮膚の新陳代謝の過程で排出しきれず、
しみやそばかすとなって残ります。
紫外線にはUVA(紫外線A波)と
UVB(紫外線B波)がありますが、
UVAは真皮を構成している
コラーゲン線維に変性を起こしてしまいますし
紫外線により発生した活性酸素は
細胞の酸化を引き起こし、
しわやたるみの原因にもなります。
さらに紫外線は、肌老化の大きな原因である
AGE(終末糖化産物)も増やします。
AGEが生じるとコラーゲンを
分解する酵素がつくられるため
コラーゲンとエラスチンの弾力がなくなり
肌がたるんでしまいます。
真皮のAGE値を調べたところ、
日光があたりにくい部位は低いのに対し、
鼻の上や額など、日光のあたりやすい場所は
値が高くなっているという調査結果もあります。
コラーゲンの糖化によるAGEの形成量は
20代前半から少しずつ上昇しますが、
その程度は食事
内容と日焼け度合いに比例するといわれます。
また、日光にあたると真皮だけでなく
表皮にもAGEが増加し、
皮膚のしなやかさがなくなります。