肌の奥まで浸透するは有り得ない!
肌の奥まで浸透するとは
いったいどこの事でしょうか?
それは、角質層です。
角質層まで浸透してお肌プルプル❗
などの宣伝文句もお馴染みなので
ご存知方も多いと思います。
ただ、この角質層がどれくらい奥にあるのか?
実は私たちの肌の表面にあるのが、
この角質層(=角層ともよばれます)です
どういう事?と、思いますよね?
角質層まで浸透するといわれると
なんだかものすごく奥の方まで
染み渡ってお肌に良いような気がしますが💦
角質層というのは
肌表面の厚さ0.01mm~0.03mmの部分を指します。
肌の構造について
ここで肌の構造についてお話ししておきましょう!
私たちの肌―――
皮膚は真皮と表皮から成り立っています。
そのうちの表皮が肌表面にあたる部分で
厚さは平均0.2mmほどです。
この肌の表面(=表皮)はさらに分類され、
外側から順に角質層、顆粒層、有棘層、基底層
の4層から構成されてます。
つまり、一番外側にあるのが角質層です。
そしてこの角質層は、
表皮の第4層目にあたる基底層が
絶えず分裂を繰り返すことで押し上げられた
”死んだ細胞”から作られています。
肌の表面は死んだ細胞で覆われているのです。
細胞が生きていないので血液中栄養が
補給されることもないのです。
しかもこの角質層はふやけたり
傷ついたりすることで構造が容易に崩れます。
化粧品が浸透するのは
この死んだ角質細胞で形成される「角質層」まで。
その下で細胞分裂してる
肌の”奥”まで届くことはありません💦
また、角質層は一番外側にあるので
見た目の美しさを左右します。
それゆえ、この角質層を
一生懸命ケアしょうとするわけですが
角質層はそもそも、しばらくたって垢として
剥がれる運命のです。
実は、化粧品の管理をおこなっている
薬事法でも化粧品が角質層よりも
奥に浸透すると言う広告は禁じられています。
ですから、どんなに効果があるように思える
宣伝広告でもよく目を凝らすと必ず
「浸透するのは角質層まで」と、
どこかに明記されているはずです。
多くの人がこのたった0.01mm~0.03mmの
死んだ細胞の表面を潤わせるために
化粧水をせっせと使っているというわけですが
果たして意味があるのでしょうか?
角質層のさらに奥にまで
届くものがあるのかといえば、
特殊な薬品や医療技術を用いない限り
基本有り得ないそうです‼️